通訳になったはいいけれど
海外に留学し、ネイティブと同じくらいの英語は堪能に話すことができる、と自負して就職したK子、英語を活かすべく、張り切っていました。もちろん理想と現実は違い、たくさんの苦労をしました。
英語が下手だと怒鳴られたこともあれば、海外で育ったために日本企業になじめないのではないか、と悩んだこともありました。
それでも英語が好きだったからこそ仕事を続け、取引先の外国人とも仲良くなりました。
仕事に慣れてくると、次第に負かされる仕事も多くなり、英語でのミーティングをこなすようになりました。
ある時、取引先と緊急にミーティングをしなければいけない問題が起こりました、一刻も早く解決しなければいけない問題に、K子は電話に飛びつきました。
「今日は12時から3時の間はフリーよ」
取引相手はミーティングに行くことを了承してくれました。
1分1秒でも早くに問題を解決するためにランチタイムで申し訳ないけれど、と断ってから12時の約束をしようとしました。
ところが
「まぁ、12時はランチタイムよ」
と断られたのです。
それは分かっているが、そちらも困ることなので、少しだけ時間を割いてもらいたい、と話すと
「でもミーティングが長引いて1時になってそれからご飯を食べるなんて・・・1時はもうランチとは呼ばないわ」
仕事の問題よりもランチタイムが優先、ありえないっつーの!!
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